一人暮らしの自炊と外食はどちらが安上がりなのかちゃんと計算してみた
毎日弁当を持って行って、夕食もほぼ自炊しているけど、実際自炊にどれだけコストをかけていて、外食ではいくら相当になるのか気になったので計算してみた。 これさえ計算しておけば「高いの食べたなー」という気持ちに安心感を持てる気がする。
条件
- 自炊とは基本的に、一週間の昼食と夕食の計12食のことを指す。
- ここでの自炊は2品以上、サラダや煮物など調理の面倒な揚げ物以外の何かを指す。
- コストとは計算の簡略化のため、原価とすることができるスーパーでの食料品の購入と、人件費と言える調理と準備の手間を指す。
- スーパーでの食料品の購入は週末に1度、西友で行う。
朝食に関してはフルーツグラノーラを愛食しているため、今回の計算には含めない。
原価
お金の使い方に関しては普段からZaimにつけているのでここから値を出す。 zaim.net
直近である5月、6月の週利用の平均値を求める。 この中には菓子類や調味料なども含まれているが誤差の範囲とする。
- 5月
- 1週目 0円 (GW帰省中)
- 2週目 2533円
- 3週目 3197円
- 4週目 3741円
- 5週目 2857円
- 6月
- 1週目 2291円
- 2週目 4020円
- 3週目 2929円
- 4週目 2385円
GW中のものは省くとすると、平均で週に 2994円(小数点切り捨て )利用しているとみなせる。 またこの週当たり平均スーパー利用額をもとに、自炊を行うため、ここから毎食ごとの原価を出すことができ、一食あたり
人件費
まず準備ならびに調理にかけている時間を求めてみる。 ただし以下の数値は実際に測っているものではないため感覚値である。
- 土曜
- 30分 (スーパーでの購入)
- 30分 (昼食、夕食合わせた準備)
- 日曜
- 150分 (2品以上の調理時間、夕食の準備込み)
- 15分 (昼食の準備)
- 平日
- 5分 (弁当の準備)
- 10分 (夕食の準備)
以上から、週当たり 300分 の時間をかけているとみなせる。
次にこの 300分 にどれだけの費用がかかるか。 月収に対する単位時間あたりの給与(以下: 時給)を 円 とすると
よって一食あたり
一食分の食費
上記で出た一食あたりの原価と人件費を合わせると
まず原価だけで見れば、249.5円 で2品から3品付きで(個人的に)腹が膨れる飯が存在するかと言えばNoである。
人件費も合わせた場合は話が変わってくる。 総計で毎週300分の間、特に大きな割合である調理時間の間に時給 円相応の活動や成果を挙げられる場合は高くつくことになる。
計算例
時給の例として一般財団法人労務行政研究所 「2016年度新入社員の初任給調査」の金額をもとに計算を行ってみる。
この調査では「大学卒の初任給は平均 210313 円」とある。 4月は平日が20日、一日8時間働くと仮定すると、平均からの時給は
この仮の時給からの人件費は
原価も合わせると、一食当たり約800円ほどのものを食べていることになる。
まとめ
今までの計算から以下のことが分かった。
- 原価だけで見れば自炊は効果的である
- 人件費を鑑みた場合は3パターンに分けられる
- 準備や調理時間の間に時給相応の活動ができない場合は自炊が安上がりである
- できる場合は、平均的な外食費と比較するべきである
- ここまで読んで面倒くさい場合は外食が安上がりである
特に原価に関しては、自分の場合は週一の買い物で済んでいたり、せこせこと調理しているため、人によってはこれ以上にかかることもあると思われる。